■寧楽工舎-藤原町の家- 主屋■
本日は囍茶さんの茶事クラスのお教室の方々による「立夏の茶会」。
茶事クラスの方たちが、1年間学んでこられたことをもとに室礼から構成を考えてお茶を淹れてくださるお茶会です。
十津川に古くから伝わる釜炒りの新茶と、中国の四川省の釜炒り緑茶の新茶の2席。
畳の座敷の十津川の釜炒り茶のお席の床の間には、十津川村のお茶の茶葉を使って描いた十津川の風景の掛け軸と、釜炒りする時の鉄鍋、お茶を天日で干す時に敷く筵(むしろ)。いずれもかつてはどこの家にもあったものでしたが、今となっては貴重なものとなっているそうです。
十津川では、家の庭先や生垣に植えられたお茶の新芽を手で丁寧に摘んで鉄釜で炒って手揉みし、天日で干して家で使う1年分のお茶としていたそうです。さらに飲む前に再び炒っていたそうで、それを再現したお茶をいただきました。この春に囍茶さんご家族とお教室の方々が自ら摘んで釜で炒って揉んだお茶です。
北側の板の間にしつらえられた四川省のお茶席には、四川省はパンダとともに竹がたくさんある地であるということと、竹の葉にも豆にも似た茶葉と、この我が家の実家が山城町の筍農家であることにちなんで、当日実家の竹やぶから伐りだした竹を飾っていただきました。
どちらのお茶もそれらにちなんだお菓子もおいしくいただきました。
寧楽工舎の主屋を素敵にしつらえていただいて、見違えました。
みなさま、ありがとうございました。ごちそうさまでした。
寧楽工舎-ならこうしゃ- ホームページは
こちら。